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大学の寄附講座(租税教育)講師を務めました。

11月、税理士会のイベントで秩父のワイナリーを訪れました。
さわやかな秋晴れの中、オーナー自らのご説明をゆっくりお伺いし、おいしいフレンチ(イタリアン?)をいただいて、ありがとう、また来るよと心に誓いました。
推測ですが、十数年ほど前に通った勝沼のワイナリー巡りの帰りに、これがおいしいんだと言って何度も寄ったスーパーのオーナー兼ワインの作り手さんが、念願をかなえてつくったワイナリーだった様でした。

ひょんなことから東京会へ

本題ですが、今月、都内の大学の租税教育の寄附講座の講師をご担当させていただきました。
1年前に知り合った東京税理士会の税理士さんにお誘いいただいて驚きましたが、私は経験ありません。大学で講義する税理士自体がマイナーであるようにさえ思います。
東京会の会館で2日間にわたり租税教育推進部の模擬授業を聴講させていただいて、授業のひな形やテキストの参考パンフレットを基本の講義をお借りして授業の基本を作り、さらに税務署の納税者への講義資料を参考にして仕訳の実務と計算の基礎の講義を作りました。

難しい内容をわかりやすい授業にしたいジレンマ

私の担当のテーマは消費税の制度、しくみと税額の計算の基本です。
身近な税であり、興味を持ってもらいやすいはずですが、 消費税は税理士の仕事の中でも「面倒くさい」論点がいっぱい。内容もてんこ盛りになります。
東京会の税理士やOBの税理士、元同僚の経理担当者に模擬授業を聞いてもらい完成しました。
その結果、説明のほかに、レシートの例やニュース、問題と解答などを沢山もりこみすぎて何度、事前練習しても時間が足りない事態でした。

そこでキュートな学生の皆様の前で、がちがちになりつつ内容を端折って講義し、
終わってみると15分時間が余る事態に!早口すぎたか💦
学生も午後イチですので眠そうな方が…ごめんね💦
余った時間は先生とQ&Aと対談させていただき、生徒のお一人からありがとうございました、とまで言っていただいて、とても暖かい気持ちで教室を後にしました。

半年前にお誘いいただいたときは到底できる気がしなかったのに、やればなんとかなるんですね(笑) (反省ばかりではありますが。)

今までのご縁を活かして

私が税理士になるにあたっては、沢山の人にお世話になってきました。
家族、学校の講師、勉強の仕方を教えてくれた友人、職場の上司。
登録してからは任意団体の青税の方々、税理士会の先輩方、そして支部や県連、本会の方々。
ひとりでできたことなんてありません。

ワイナリーの話に戻ると、オーナーの知人が施設を運営されていて、そこからお手伝いを得たために畑を大きくできているそうでした。私たちがおいしいランチをいただき、ワインを楽しめ、オーナーのお話をゆっくり聞いて、今日お伝えできるのもそのご縁の賜物。
ご苦労もあるのだと思いますが、その価値、収穫の大きさを十分に感じました。

私もそのように収穫を得て、多くの方と分かち合えるようにと思います。

写真:兎田ワイナリーさんのランチ